ゲームプレイの体験を根本から変えるゲーミングモニター。その中でも、2026年現在においてHDMI 2.1対応モニターはPC・PS5・Xbox Series Xユーザーにとって最もスタンダードな選択肢となっています。
本記事では、HDMI 2.1の基礎知識からDisplayPortとの違い、それぞれのメリット・デメリット、そして2026年におすすめのHDMI 2.1対応ゲーミングモニターを厳選して紹介します。モニター選びで迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
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HDMI 2.1とは?2026年でも最重要規格である理由

HDMIとは「High Definition Multimedia Interface」の略称で、映像・音声・制御信号を1本のケーブルで伝送できるインターフェイス規格です。テレビ・モニター・ゲーム機など、あらゆるAV・ゲーミング機器に採用されています。
HDMI 2.1は最大48Gbpsの帯域幅を持ち、4K/120fps・8K/60fpsの映像伝送に対応しています。PS5やXbox Series XはネイティブでHDMI 2.1端子を搭載しており、コンソールゲーマーにとって2026年現在も欠かせない規格です。さらに、後継規格となるHDMI 2.1a・HDMI 2.2の普及も進んでいますが、コストパフォーマンスの面からHDMI 2.1対応モニターが依然として主流となっています。
また、HDMI 2.1は以下の先進技術にも対応しています。
- HDR(High Dynamic Range):明暗の細かいニュアンスや色の豊かさを再現し、よりリアルな映像を実現する技術。ゲームや映画の没入感を大幅に高めます。
- VRR(Variable Refresh Rate):モニターのリフレッシュレートを映像のフレームレートに合わせて自動調整する技術。画面のカクつきやティアリングを解消し、滑らかな映像を実現します。AMDのFreeSync PremiumやNVIDIAのG-Syncとも連携します。
- ALLM(Auto Low Latency Mode):ゲームプレイ時にディスプレイが自動でゲームモードへ切り替わり、入力遅延を最小化する機能。
- eARC(Enhanced Audio Return Channel):高品質なオーディオ信号をHDMIケーブル1本で双方向伝送できる技術。サウンドバーやAVアンプとの接続に最適です。
これらの技術はゲームだけでなく、映画・動画視聴にも大きな恩恵をもたらします。ゲーミングモニターの選び方をPC・PS5・Switchごとに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
HDMI 2.1とDisplayPort(DP)の違いを徹底比較

DP(DisplayPort)はPC向けのディスプレイ接続規格で、映像伝送に特化した高性能インターフェイスです。2026年現在、DisplayPort 2.1が普及しており、最大80Gbpsという驚異的な帯域幅を実現しています。
HDMIが家電・コンシューマ向けに開発されたのに対し、DPはPC・プロフェッショナル向けに設計されています。どちらを選ぶかは用途と接続する機器によって異なります。
HDMI 2.1のメリット・デメリット
HDMI 2.1の主なメリットは以下のとおりです。
- PS5・Xbox Series Xとの完全互換:コンソールゲーム機のネイティブ端子がHDMI 2.1のため、追加機器不要で4K/120fpsを楽しめる。
- 音声・映像の一体伝送:eARCにより高品質なオーディオ信号もケーブル1本で伝送可能。
- VRR・ALLM対応:画面のカクつきや遅延を自動で最適化し、快適なゲーム体験を提供。
- 普及率の高さ:ほぼすべてのモニター・テレビ・ゲーム機に搭載されており、汎用性が高い。
一方、デメリットとしては以下の点が挙げられます。
- PCゲームでの最高性能はDPに劣る場合がある:DisplayPort 2.1と比較すると帯域幅で差があり、超高解像度・超高リフレッシュレート環境ではDPが有利なケースも。
- HDMI 2.1ケーブルの品質差が大きい:規格表記が統一されていないケーブルも市場に出回っており、購入時に注意が必要。
- 古いデバイスとの互換性:HDMI 2.0以前の機器に接続した場合、HDMI 2.1の機能は制限されます。
DisplayPort(DP)のメリット・デメリット
DPの主なメリットは以下のとおりです。
- PCゲームでの最高峰スペック:DisplayPort 2.1は最大80Gbpsの帯域幅を持ち、4K/240Hzや8K/120Hzにも対応可能。
- 入力遅延の少なさ:映像伝送特化設計により、競技FPSなど遅延が命取りになるゲームに最適。
- デイジーチェーン接続:複数モニターをケーブル1本でデイジーチェーン接続できるため、配線をシンプルにできる。
一方、デメリットとしては以下の点が挙げられます。
- コンソールゲーム機非対応:PS5・Xbox Series XはDP端子を持たないため、コンソールゲーマーには不向き。
- 音声品質はHDMIに劣る:eARCのような高品質オーディオ伝送機能はない。
- 普及率がHDMIより低い:テレビや一部モニターにはDP端子がないため、機器の選択肢が狭まる場合がある。
競技向けの高リフレッシュレートモニターについては、ゲーミングモニター240Hzが本当に必要かを実際に検証した記事もあわせてご覧ください。
2026年版|HDMI 2.1対応おすすめゲーミングモニター5選
HDMI 2.1対応ゲーミングモニターの中から、2026年現在においてコストパフォーマンス・性能・信頼性の面で特におすすめできるモデルを厳選しました。
① ASUS ROG Swift PG32UQX|Mini LED×4K/144Hzのフラッグシップ
ASUS ROG Swift PG32UQXは、32インチ・4K・144HzのIPS液晶にMini LEDバックライトを採用したフラッグシップモデルです。DisplayHDR 1400認証を取得しており、HDR10・Dolby Visionにも対応。VRRによる滑らかな映像表現と、圧倒的な輝度・コントラストが両立しています。
価格は高めですが、PCゲームと映画視聴の両方で最高峰の体験を求めるユーザーに最適な選択肢です。HDMI 2.1×2ポート搭載でPS5との接続も快適です。
- パネル:32インチ IPS / 4K(3840×2160)
- リフレッシュレート:144Hz
- HDR:DisplayHDR 1400 / Dolby Vision対応
- 接続:HDMI 2.1、DisplayPort 1.4
- その他:VRR、ALLM、量子ドット技術、Mini LED
② LG UltraGear 27GP950-B|コスパ最強の4K/144Hzスタンダード
LG UltraGear 27GP950-Bは、27インチ・4K・144HzのNano IPS液晶を搭載したミドルハイクラスのゲーミングモニターです。応答速度1ms(GtG)を実現しており、FPSや格闘ゲームなど反応速度が重要なジャンルにも対応しています。
G-Sync Compatible・FreeSync Premium Pro対応で、NVIDIAとAMD両方のGPUで可変リフレッシュレートを活用できます。HDMI 2.1を2ポート搭載し、PS5・Xbox Series Xとの同時接続も可能です。3年間の安心保証・無輝点保証付きで、長期利用を考えるユーザーにも安心です。
- パネル:27インチ Nano IPS / 4K(3840×2160)
- リフレッシュレート:144Hz(OC:160Hz)
- HDR:VESA DisplayHDR 600対応
- 接続:HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×1
- その他:G-Sync Compatible、FreeSync Premium Pro、ピボット・高さ調節対応
③ Samsung Odyssey Neo G7(2025年モデル)|4K/165Hz×Mini LED曲面
Samsung Odyssey Neo G7は、32インチ・4K・165HzのVA曲面パネルにMini LED(量子ドット技術)を組み合わせた高コントラストモニターです。曲面パネル(1000R)による包み込まれるような没入感と、Mini LEDによる深い黒表現・高輝度HDRが特徴です。
FPSからRPG・映画鑑賞まで幅広く活躍し、HDMI 2.1を搭載することでPS5との接続でも4K/120fps出力が可能です。
- パネル:32インチ VA曲面(1000R) / 4K(3840×2160)
- リフレッシュレート:165Hz
- HDR:DisplayHDR 2000対応
- 接続:HDMI 2.1×1、DisplayPort 1.4×1
- その他:VRR(FreeSync Premium Pro)、ALLM、Mini LED
④ MSI MAG 321UPX QD-OLED|4K/144Hz QD-OLEDの新世代
2025〜2026年にかけて急速に普及したQD-OLED(量子ドット有機EL)パネルを採用した注目モデルです。MSI MAG 321UPX QD-OLEDは、32インチ・4K・144HzのQD-OLELDパネルを搭載し、完全な黒(真黒)・極めて鮮やかな発色・0.03msの応答速度を実現しています。
有機ELならではの焼き付き対策機能も充実しており、長時間のゲームプレイにも対応。HDMI 2.1を搭載し、PS5・PC双方で最高の映像体験を提供します。QD-OLEDは2026年のゲーミングモニター市場で最もホットなトレンドの一つです。
- パネル:32インチ QD-OLED / 4K(3840×2160)
- リフレッシュレート:144Hz
- HDR:DisplayHDR True Black 400対応
- 接続:HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×1、USB-C(DP Alt)×1
- その他:VRR、ALLM、焼き付き防止機能
240Hzクラスのモニターとの比較が気になる方は、BenQ ZOWIE XL2546Kの実使用レビューも参考にしてみてください。
⑤ Gigabyte M32U|コストパフォーマンス重視の4K/144Hz
Gigabyte M32Uは、4K・144Hz・HDMI 2.1対応モニターの中でも特にコストパフォーマンスに優れたモデルとして人気を集めています。32インチのIPS液晶で広い視野角を確保しつつ、USB-Cによる映像入力・充電にも対応しています。
PS5・Xbox Series X・PCのいずれとも高品質で接続できる汎用性の高さが魅力で、初めて4K/HDMI 2.1環境を構築するユーザーにもおすすめです。
- パネル:32インチ IPS / 4K(3840×2160)
- リフレッシュレート:144Hz
- HDR:DisplayHDR 400対応
- 接続:HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×1、USB-C×1
- その他:FreeSync Premium、G-Sync Compatible、KVM機能
モニターの選び方やリフレッシュレートについてさらに詳しく知りたい方は、165Hzと240Hzモニターの違いを比較した記事や、プロゲーマーZETA DIVISIONが使うモニターを紹介した記事もあわせてご参考ください。
HDMI 2.1対応モニターを選ぶ際のポイント【2026年版】

HDMI 2.1対応モニターを選ぶ際に、2026年現在で特に注目すべきポイントをまとめます。
- パネルタイプ:IPS(色再現性・視野角)、VA(コントラスト・黒表現)、QD-OLED(発色・応答速度)から用途に合わせて選ぶ。2026年はQD-OLEDの価格が下がりコスパが向上している。
- リフレッシュレート:PS5・Xbox Series Xとの接続なら4K/120Hzで十分。PCゲームで競技志向なら240Hz以上も検討する価値あり。
- HDR認証レベル:DisplayHDR 600以上が体感できる目安。Mini LEDやOLEDはHDR性能が特に高い。
- HDMI 2.1ポート数:PS5とPCを両方接続するならHDMI 2.1が2ポート以上あると便利。
- VRR・ALLMの対応状況:コンソール側のVRR設定と合わせて確認する。
まとめ|2026年のベスト選択はHDMI 2.1対応モニター
2026年現在、HDMI 2.1対応ゲーミングモニターはPS5・Xbox Series Xユーザーはもちろん、PCゲーマーにとっても最もバランスの取れたスタンダード規格として確固たる地位を築いています。4K/120fps・HDR・VRRという快適なゲーム体験を実現するには、HDMI 2.1は必須条件といえるでしょう。
パネル技術の面では、QD-OLEDの普及により価格が下がり、よりリアルで鮮やかな映像体験が手の届く価格帯で実現できるようになりました。Mini LED搭載モデルも引き続き高いHDR性能でユーザーを魅了しています。
本記事で紹介したモデルはいずれも2026年時点でおすすめできる優れた製品です。自分の用途・予算・接続機器に合わせて最適なHDMI 2.1対応ゲーミングモニターを選んでみてください。より高いリフレッシュレートが気になる方は、240Hzモニターの必要性を検証した記事も参考にして、あなたにとって最高のゲーミング環境を構築しましょう。